みなさんは上海蟹を食べたことはありますか。私は大部昔ではありますが、初めて上海蟹を食べたときにその味に衝撃を受けました。丁度10月という上海蟹のメスが美味しい時期だったこともあり、その味が忘れられずにどうしても上海蟹が食べたく、そのためだけに今回上海に行って参りました。ちなみにオスはもう11月以降美味しいみたいです。
上海蟹に興味がある人
中国の蘇州に行きたい人
中国に旅行を計画している人
中国のVISAを取得
残念ながらコロナ以降観光であっても中国に入国するためにはVISAが必要です。そして11月20日以降はオンラインによる事前予約が廃止となったため、オンラインの申請書を印刷し、直接中国VISA申請センターに来場する手順に変わりました。オンライン申請による予約をしても長蛇の列になっていたのに、これではより一層現地での申請に時間がかかるため、1日を覚悟する必要があります。
申請の費用やVISA発行のリードタイムを以下に記載しますが、2023年8月の情報となりますので、最新情報は上記公式ホームページをご参照ください。
VISA申請費用 | 8,500円 |
承認のリードタイム | 申請後3日後 |
いざ、上海&蘇州へ
今回土日の1泊2日の弾丸旅行で行ったため、金曜の深夜便で出発し、日曜の午後便で帰国しました。航空会社は中国の格安航空会社「春秋航空」ですが、私は特に不憫に感じませんでした。
空路 | 時間 | 価格 |
---|---|---|
羽田→上海(浦東) | 3:30 → 6:00 | 36,550円 |
上海(浦東)→羽田 | 14:55 → 19:00 | 30,600円 |
上海空港到着後に蘇州に向かうにはまず上海駅に向かわないといけません。中国語が話せる人はバスを使用することで安価に行けますが、そうでない人はタクシーで向かう必要があります。
私は183元(約3,600円)ほどでした。Amazonで購入したSIMカードでインターネットが使える状態にしたかったのですが、残念ながら使用出来ませんでした。やむなく空港でSIMを別途購入しましたが、中国はGoogleなど日本で使用できるWebやアプリは使用できませんので、使用する場合には事前にVPNなど契約する必要があるのでご注意ください。タクシー運転手はもちろん、英語使えませんでした。。。
上海駅に到着し、新幹線で蘇州へ向かいます。片道106元(約3,200円)で特急なら30分程で到着できます。
チケットは発券する必要はなく、購入時にパスポートと紐づけするためパスポートを見せることで乗車が可能となります。
蘇州観光
そもそもなぜ蘇州に来たのかというと、上海カニの故郷が実は上海ではなく、蘇州だからです。もちろん上海でも食べることはできますが値段は少なくとも蘇州の2,3倍する値段です。古都蘇州の観光を兼ねて上海カニを食べることができればかなりお得です。
蘇州市内の観光は地下鉄なども使用可能ですが、タクシーでの移動が安いためそちらをおすすめします。夜でも日本のような深夜料金にもならないので助かります。
また、日本と違い屋台を含め電子マネー化が進んでおり、現金で支払うことがあまりなかったです。Alipayを事前にスマホにいれておくといいと思います。
平江歴史文化街区(ピンジャンルー)
ここは蘇州古城に位置しており、2500年以上の歴史を持っており、昔の風情を今へと残す、最大規模の歴史文化街区となっています。水の都または東洋のベニスと呼ばれるほど水郷の町として有名です。その街並みも名前に恥じないように、水路沿いの石畳の巷の両側には伝統家屋をリノベーションした店が並んでいます。
カフェの人気スイーツとして豆腐花を提供しているお店が多くあり、人気店は午前中でも大行列でした。私はマンゴーソースのタピオカ豆乳豆腐と呼ばれるものを頼んでみました。美味!
南北に1.6kmほどの小路ですが、観光客も多くお店も多いので楽しみながらゆっくり過ごせると思います。ちなみにここは世界遺産にも登録されています。
上海蟹の故郷
続いてはお待ちかねのランチです!10月に中国に訪れていますが、この10月はメスが卵を産むためメスが大変おいしい時期になっています。
このように卵付きを食べることができるので一度は食べてみたい一品です。
1杯88元(約1,800円)ですが、オスメスセットでの購入となるため2杯で3,600円でした。上海で食べようとすると1杯でも5,000円以上することから新幹線代を入れても蘇州で食べた方が安いということがわかりました(笑)
オスのおすすめ時期はもう少し気温の下がる11月以降がいいようです。
今回訪れたレストラン名は「斜田人家」でした。蟹以外の料理もおいしかったので、よかったら試してみてください。
滄浪亭(ソウロウテイ)
滄浪亭は、蘇州の四大名園の一つで、蘇州の中では最も古い庭園の一つです。日本庭園とは違った景色、作り、雰囲気など新たな魅力が発見できます。残り3つの庭園は拙政園、留園、獅子林です。
滄浪亭の敷地の内側はもちろん、外側の回廊も非常に素敵ですので見逃さないようにしてください。
池泉を眺められる回廊には、漏窓(ろうそう:ガラス等の入っていない模様付きの窓)や花窓と呼ばれるガラスのない窓があり、そのデザインは、すべて異なった意匠となっている。
迷路のように入り組んだ回廊から見える景色は様々で、竹林の庭もあれば、凹凸のある太湖石(たいこせき)と呼ばれる中国で好まれて使用される石もあります。池もありますが、池の景色が素敵なのは向かいにある可園に行くことをおすすめします(チケットは共通のためどちらも行けます)
滄浪亭より敷地面積は狭くなるが、池泉はこちらの方が広いのがわかります。鍵穴状の洞門で裏取られた額縁庭園が特徴でその形も様々でした。
山塘街(シャンタンジエ)
山塘街(シャンタンジエ)は、1000年以上前の唐の時代から存在する歴史ある町で、夜になるとライトアップするため夕方以降になると観光客ですごい人になります。屋形船を乗りたい方は早めに乗船することをおすすめします。
町中を流れる水路の両端に、昔ながらの白と黒を基調にしたが並ぶ姿がとてもノスタルジックな風景となり、タイムスリップした感覚を堪能することができます。私もこれを体験したくてここにきたといっても過言ではありません。
レストランや屋台も数多く出店しており、食べ歩きにも最適な観光地だと思います。
今回の写真はすべてGoogleのPiexl 8で撮影したものです。撮影後にはPixel特有の消しゴムマジックを使用して人物を削除しております。こんな素晴らしい機能のスマホのおかげで今回のような人混みの中でも写真が撮影でき、映り込んでしまった人を消すことが可能です。
この地方には様々なグルメがあり、どれも上海で食べることがなかなかできません。蘇州麺とまでは行かないですが、それにちなんだ蟹みそラーメンを頼んでみました。
詳細の場所がgoogle mapには載っていませんが、行列ができている場所でここ以外に見当たらなかったので見つかりやすいかもしれません。
5種類の蟹味噌をつけて食べるつけ麺みたいな食べ方でしたが、どの蟹みそもおいしかったですが、ずっと蟹味噌を食べていると結構脂っこいためお腹がすぐ膨れました。
お腹いっぱいのなか蘇州のスイーツを食べ歩きスタイルで食べてみました。パンケーキのようなものですが、意外と甘さ控えめでした。
今回は日程の都合で行けなかったのですが、時間があれば徒歩で10分ほどの虎丘にも行くことをお勧めします。
まとめ
- 上海蟹を食べるなら10月中旬以降がベスト(特にメス)
- 蘇州市内の移動はタクシーがおすすめ
- 山塘街(シャンタンジエ)に行く場合には虎丘もセットがいいかと…
- 電子マネー主体のためAlipayをスマホにいれておくこと
- Googleなど使用できないため、事前にVPNのアプリをいれること
蘇州もそうですが、中国は見どころがいっぱいな場所が多くあります。中国語しか通じない難易度はありますが、一度上海とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。
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