アフターコロナ後でも4月はまだイベント関係の開催はそんなに多くなく、桜まつりも東京で一部開催されていましたが、かなり規模が小さくまた、夜桜も満足いかなかったため、貯まったビューポイントでたまたま行けることになった秋田県の角館に行ってきました。
この時点で初めて角館という町を知りましたが、かなり満足のいく旅行となりましたので、今回紹介したいと思います。
秋田県の観光を検討している人
歴史好きな人
春の桜を満喫、堪能したい人
角館の桜まつり
このまつりは、春の訪れとともに一面に広がる桜の花を楽しむことができる素晴らしいイベントです。
角館の桜まつりは、毎年4月中旬~5月上旬に開催されます。この時期になると、角館公園や周辺のさくら並木が満開になり、一面に桜の花が咲き誇ります。特に桧木内川に沿って咲く桜は全長2kmほどで美しい桜のトンネルが出来ています。桜の花びらが舞い落ち、風にそよぐ姿は、心を癒してくれることでしょう。
桜まつりの期間中には、さまざまなイベントや催し物が開催されます。例えば、地元の伝統芸能や音楽の演奏、お祭りの屋台などが楽しめます。また、桜まつり期間中には、夜間ライトアップも行われ、幻想的な風景を楽しむことができます。ライトアップされた桜の木々が幻想的に輝き、ロマンチックな雰囲気が漂います。初日のライトアップ点灯式には花火もあります。
桜まつりでは、地元の飲食店や露店も出店し、地元の特産品やグルメを味わうこともできます。地元の美味しい料理やお酒を楽しみながら、桜の花を眺めると、格別なひとときを過ごせることでしょう。桧木内川公園に露店があり、その周辺にはテント付きの机、いすがあるため購入後ゆっくり食べることができます。
桜まつりの魅力はもちろん、角館の武家屋敷や美しい自然環境も合わせて楽しむことができます。この後は角館の桜まつり以外の魅力を紹介したいと思います。
歴史と自然が調和した町 角館
題名には桜と記載しているため、メインは桜にはなりますが、ここ角館には季節問わずに最大の見どころがあります。
まず、角館の最大の見どころである「角館武家屋敷」をご紹介します。ここには、江戸時代の武士の屋敷が数多く残されており、当時の風情を感じることができます。木造の美しい建物や石畳の道、庭園などがあり、まるで時代を超えたタイムスリップをしているような気分になります。この武家通りは当時のままの道路幅となっているみたいで、ほとんどの物がそのままの状態です。
角館武家屋敷は、江戸時代の武士たちが暮らしていた風情溢れる建物が残る歴史的な地域です。武家屋敷地域は、現在も地元の人々が暮らす住宅地として使用されており、風情ある街並みがそのまま残されています。武家屋敷を訪れると、昔ながらの佇まいと伝統的な雰囲気が感じられ、時が止まったような静寂な空気に包まれます。
散策しながら、各武家屋敷を見学していくと、当時の武士の生活や家族の様子を垣間見ることができます。建物内部には、豪華な装飾や美しい庭園が広がり、当時の武士の暮らしの息吹を感じることができるでしょう。また、一部の武家屋敷では、見学や体験プログラムも行われており、より深く武士文化に触れることができます。
青柳家
まずは見学できるもので最も大きい青柳家です。入場料として大人1名500円必要となります。
青柳家は、江戸時代中期に建てられた武家屋敷であり、現在は国の重要文化財に指定されています。広々とした敷地内には、豪華絢爛な建物や美しい庭園が広がっており、当時の武士の格式高い生活の様子を垣間見ることができます。
まず、青柳家の建物は、木造の美しい造りで、重厚感と優雅さが調和しています。屋根の瓦や軒の彫刻、障子の細工など、細部にまでこだわりが感じられます。内部に入ると、畳敷きの広間や襖絵、装飾された天井など、武士の住まいの華やかさが広がっています。また、建物内には武家の生活を伝える展示物や解説パネルもあり、歴史や文化について学ぶことができます。
青柳家では、見学やガイドツアーが行われており、専門のガイドが武家屋敷の歴史や特徴を詳しく解説してくれます。また、特別なイベントや体験プログラムも開催されることがあります。そのため、青柳家を訪れる際には、事前に情報を確認して計画を立てることをおすすめします。
こちらは来場者誰でも持ち上げることが出来る、刀です。この隣には槍もありますので、実際のものの重さなど実感してみてください。
青柳家にはハイカラ館というアンティークカフェがあります。ここにあるオリジナルコーヒーはブラックでも苦味が少なく美味しかったです。この時期の角館はカフェも満席のためここでゆっくりするのもありだと思います。
石黒家
石黒家は、江戸時代中期に建てられた武家屋敷であり、現在は青柳家同様に国の重要文化財に指定されています。建物は、重厚な木造構造で、当時の武士階級の格式と風格を感じさせます。広間や客間、書院など、畳敷きの部屋が続き、和の美しさと静寂な雰囲気が漂っています。建物の内部には、武士の生活や歴史に関する展示物や資料もあり、訪れる人々に歴史の一端を伝えています。
こちらも入場料は大人1名500円です。
石黒家は、ガイドツアー(無料)に参加することで、専門のガイドから歴史や文化に関する詳しい解説を聞くことができます。武家屋敷の構造や意義について理解を深めながら、当時の武士の生活や習慣について学ぶことができます。
角館の石黒家を訪れる際には、靴を脱ぎ、日本の伝統的な畳敷きの床を敬意を持って歩くことが大切です。また、建物内での撮影や触れることは制限されている場合もあるので、案内に従ってご注意ください。
食堂いなほ
角館のグルメにも注目です!地元の食材を使った郷土料理が豊富に楽しめます。食堂いなほでは窓際の席に座ることで春の時期にはお店の中で花見をしながら食事が出来ます。
ここ食堂いなほでは角館の名産を使用した料理のがっこ懐石や稲庭うどんなど食べることが出来ます。私はいなほ特産の稲庭うどんを注文しました。冷たかったのでまだ肌寒い春よりは夏に食べた方がより美味しくいただけたかもしれません。。。
お食事処 桜の里
ここは角館で一番に始めた「元祖究極の比内地鶏親子丼」が有名です。比内地鶏の卵3個と肉で作ったとろとろの親子丼1日限定30食となっており、開店前から長蛇の列が出来ております。
私自身親子丼で感動したのは初めてというくらい非常に美味しくいただきました。卵が輝いて見えませんか。
ちなみにこの究極の比内地鶏親子丼ですが、出川哲朗の「充電させてくれませんか?」や「旅サラダ」でも取り上げられたお店になります。
櫻丸珈琲
お洒落なカフェです。観光客が多い通りに面しているからか利用客が多いですが、テラスから見えるしだれ桜をコーヒーを嗜みながら見ることが出来ます。
すぐ近くには角館樺細工伝承館もあり(しだれ桜が目印)そこでもカフェスペースがあります。このエリアには片手で数えるくらいしかカフェはないためか、カフェのために待つことはザラだと思います。
モンブランスイーツ専門店 REGAL RITZ(レガール リッツ)
初めて知ったのですが角館の栗は300年以上の歴史を誇るスイーツみたいでした。
その提供する栗には独自の製造方法があることから非常にこだわっており、個数限定の絞りたてモンブランは注文後にその場で作ってくれ、インスタ映え間違いなしの見た目も味も一級品です!
午後に行ったときにはこの絞りたてモンブランは売り切れていたため、翌日開店時間に合わせて行きました。しかし、その時点でもすでに数十組並んでいる状態で、どれほど人気かが分かります。
お持ち帰り用のモンブランもありますので、角館のスイーツを堪能したいのならここはマストだと思います。
まとめ
この日は生憎の雨でしたが、ちょっとの間止んだときに撮れた写真からも桜の美しさが写真からでも知ることが出来てよかったです。関東の桜を見逃した人は是非東北まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
東北は日本酒が有名です。私は日本酒を飲めませんが、日本酒好きな人には地酒など他にも楽しめる要素があると思います。
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