アンテロープキャニオンはアメリカ・アリゾナ州に位置する、美しい自然の宝庫です。砂岩と鉄鉱石の層で形成されたこのキャニオンは、世界でも有数の美しい風景の一つとして知られています。
近場といまではいきませんが、アンテロープキャニオンから行ける観光スポットとしてグランドキャニオンも非常に有名です。ここまで来たのなら両方行くことをお勧めします。2つ壮大なキャニオンを見ることのできる贅沢な旅はラスベガスに訪れた際には見逃せないと思います。
いつまで見られるか分かりませんが、ラスベガスに滞在するなら市内から30分程度で行けるインスタ映えスポットセブン・マジック・マウンテンも是非行ってみましょう。
ラスベガスのインスタ映えスポット セブン・マジック・マウンテン
死ぬまで行くべき絶景スポットとしても上位に入る人気の観光地に行ってきたので最新情報を紹介したいと思います。
アンテロープキャニオン、グランドキャニオンに行きたい人
世界の絶景スポットに興味がある人
アメリカ旅行でどこに行こうか迷っている人
アンテロープキャニオンの魅力
このキャニオンには、上空から見ると「V」字型に見える2つのパートがあります。上部は「アッパーアンテロープキャニオン」と呼ばれ、下部は「ロウアーアンテロープキャニオン」と呼ばれます。
アッパーアンテロープキャニオンは、高さが約40フィートの峡谷で、細長い壁が石灰岩と砂岩さまざまなパターンと色を形成します。ロウアーアンテロープキャニオンは、より幅広く、暗い峡谷で、深い青、緑、黄色の石灰岩の壁で覆われています。
アンテロープキャニオンは、太陽光が洞窟の中に入り込むため、現象的な美しさを備えています。詳細な鉱石の文様、幻想的な光の反射、自然が作り出した流線型の曲線や円形は、まるで抽象画のようで美しいです。
アンテロープキャニオンは、観光客に非常に人気があります。観光客は、ガイド付きツアーでキャニオンを散策することができます。 ガイド付きツアーの特典は、危険な部分へのアクセスや貴重な情報の発信であることが多く、一人での散策と比較すると、さらに美しい景観を見ることができます。
人気があるのは太陽光が差し込み幻想的な風景が見られるアッパーなのですが、近年ではアンテロープキャニオンXの方がツアー場所として選定されます。
アンテロープキャニオンXの魅力も美しい岩壁の色彩や神秘的な光の演出です。 特に、朝と夕方の時間帯には、日の光の角度が低くなり、キャニオン内に繰り広げられるカラフルな光と影の演出が美しいとされています。 また、アンテロープキャニオンXは自然保護区になっており、数多くの珍しい植物や動物も生息しています。
アンテロープキャニオンを訪れる場合、ツアー参加がおすすめです。これは、キャニオンへのアクセスが制限され、現地ガイドがキャニオン内での安全性を確保するために必要とされるからです。また、ツアーに参加することで、専門的なガイドによる地域に関する豊富な情報を得ることができます。ただし、ツアーグループに参加する場合、他の観光客と一緒になることになるため、個人で行く場合に比べて制限されます。
簡単にツアー参加のメリット、デメリットと個人手配でのメリット、デメリットを挙げます。
メリット | デメリット |
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移動が込みのため道中迷わない 食事の手配に困らない 基本的にツアー代に含まれているため追加費用はない | 費用が高額 時間配分が決まっているため、自由度が少ない ツアー参加メンバー次第で楽しさ変わる |
メリット | デメリット |
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旅の自由度が高い 臨機応変に対応できる メンバーに恵まれている | 長時間の運転、慣れない運転が発生する 宿、ごはんの手配を全て対応 行く先々で費用が発生する 突然のアクシデントの対応が困難 |
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参加したグランドキャニオンツアーのコース
今回はツアー参加ということでラスベガス発の1泊2日のツアーに参加しました。ツアーにて訪れた場所は以下になります。
- ホースシューベント
- アンテロープキャニオンX
- モニュメントバレー
- グランドキャニオン
- ルート66
価格は2名での参加だったため一人663USD (約95,000円)ほどでした。一人となるとここから約1.5倍になります。
ホースシューベント
ホースシューベントはコロラド川が作り出した半円形の景観です。この美しい景観は、グランドキャニオン国立公園の近くに位置しており、世界的に有名な観光スポットとなっています。私のこのツアーの目的はアンテロープキャニオンのみだったのであまり期待しておりませんでしたが、かなり景観がよく、行ってよかった場所でもあります。
この景観は、高さが約300メートル、幅が約1,000メートルにも及び、川の青い水が反射して幻想的な景色を作り出します。また、周囲には赤い砂岩が広がり、夕暮れ時には美しいオレンジ色の光景を見ることができます。
ホースシューベントを見るためには、入場料が必要です。入場料は大人1名あたり10ドルで、現金またはクレジットカードで支払うことができます。ただ今回のツアー代には入場料は含まれています。また、ホースシューベントの見学には、軽いハイキングが必要です。トレイルは約1.5キロメートルあり、片道で約30分ほどかかります。
ホースシューベントは、朝早くまたは夕暮れ時に訪れるのがおすすめです。朝早く訪れると、コロラド川の水面に映る日の出が美しい光景を作り出します。また、夕暮れ時には、オレンジ色に染まった赤岩とコロラド川の青い水面が幻想的な景色を作り出します。個人手配で来る場合にはご参考ください。
ラスベガスから車で2時間くらいの距離になります。
アンテロープキャニオンX
アンテロープキャニオンXはホースシューベントから車で2,30分程の距離です。バンで移動していますが、アンテロープキャニオンに到着後に別の専用バンに乗り換える必要があります。
GoProやドローンはもちろんカメラでの動画撮影も禁止のためご注意ください。キャニオンはナバホ族の聖なる場所であるため、訪問する際にはマナーを守り、ナバホ族の文化に敬意を払うことが大切です。
アンテロープキャニオンは、自然の力によって形成された美しい渓谷ですが、ナバホ族の文化と歴史とも深く関わっています。ナバホ族の人々は、この場所を神聖な場所として捉えており、その美しさを讃え、尊重しています。また、アンテロープキャニオンには、ナバホ族の伝統的な歌や踊りが伝えられています。ナバホ族は、この場所を「ツェ・ビズ(Tse’ bighanii)」と呼んでいます。アンテロープキャニオンは、火山噴火によって形成された砂岩の壁が複雑に入り組んでいる、美しい景色が広がる渓谷です。
アンテロープキャニオンは、赤い砂岩が削り取られた狭い谷で、細かな砂の粒が光を反射することで、幻想的な光景を作り出しています。キャニオン内の光景は、季節や時間帯によって異なり、陽光が射し込む時間帯にはキャニオン内に美しい光のカーテンが広がります。
アンテロープキャニオンXと言われる由縁です。キャニオン内は2か所観光するスポット、渓谷内の探索が出来る場所がありますが、第1ポイントの方が見どころが多いです。
砂漠地帯でしか見られない生物もいるため、注意深く岩などみてみましょう。恐らくどのガイドもやってくれると思いますが、流砂をみせてくれます。
モニュメントバレー
アメリカ合衆国アリゾナ州とユタ州にまたがる、美しい赤岩の谷として知られています。多くの映画やテレビ番組の舞台となり、世界中から多くの観光客が訪れます。バックトゥザフューチャーやトランスフォーマーのロケ地として使用されたことはファンの間では有名な話です。
ちなみにロケ地として使用された有名な映画には以下のようなものがあります。
- 荒野の決闘などの西部劇
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
- フォレスト・ガンプ/一期一会
- トランスフォーマー/ロストエイジ
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
モニュメントバレーは2日目の朝日の出を見るところからスタートするため、前日のアンテロープキャニオン後には4時間ほどかけて移動し、モニュメントバレーの近くのホテルで1泊することになります。
モニュメントバレーの景観は、高さが約300メートルにも及ぶ赤岩の尾根が連なっている光景で、風化によって形成された奇妙な形状の石柱が特徴的です。この景観は、古代アメリカ先住民族のナバホ族の聖地とされており、彼らにとっては、神聖な場所となっています。このツアーはどこもナバホ族にとって大切な場所であることを頭にいれておきましょう。
今回のツアーでは日の出とその後のモニュメントバレー内の散策のみですが、実は星空も綺麗な場所で有名です。滞在日程を長く確保できるのであれば朝も夜も見るといいと思います。
深夜から早朝にかけての出発になりますが、到着してからしばらく待ちます。日が出ていないと肌寒さを感じるため薄手の長袖はあると便利です。
日が上がってからは是非日の光が照らすオレンジ色の岩もご覧ください。徐々に茶色からオレンジ色に変化していく光景もとても素敵です。
日の出後はモニュメントバレー内を4WDにて散策するツアーが1時間ほどあります。
ウエスト ミトン
すぐに見える岩は(日の出のときにも見える)ウエストミトンと呼ばれ、左手用のミトンに見えることからそう呼ばれています。右側にはイーストミトン右手用のミトンもあります。
スリーシスターズ
モニュメントバレーには浸食された3つの岩が残っている場所があり、それらの岩々はまとめて「スリー・シスターズ」と呼ばれています。修道女がベールに包まれているかのような美しい姿が見えるということで呼ばれています。
写真の左側に見える3つの柱です。同じようなものが実はオーストラリアのシドニーにもあります。
マネーツリー
この木にお金を挟むことでお金持ちになると言われているマネーツリーです。お金がぎっしり詰められていました。
その他名称はないが写真スポット
他にはトリック写真スポット、マル秘テク写真撮影スポットで写真を撮ってもらえます。
まず手始めに親指。
続いてモニュメントバレーの岩のゲートをこじあける写真。
最後にパノラマ写真内で同一人物が写りこむ撮影テクニックです。初めて知りました。
フォレストガンプ ポイント
映画『フォレストガンプ/一期一会』のワンシーンで登場した場所です。このポイントから見えるテーブル状の台地に一直線の道路が続く景色は、ザ・アメリカの車道!その壮大なスケールに思わず圧倒されます。
車通りはあまり多くはないですが、車に気を付けながら写真を撮りましょう。
この後は一度ホテルに戻り、朝食後にグランドキャニオンに出発となります。
世界遺産グランドキャニオンへ
グランドキャニオンは、約440キロメートルにわたる巨大な峡谷で、深さは1,800メートルにも及びます。地球上で最も深く、最も広い峡谷の一つであり、世界自然遺産にも登録されています。
グランドキャニオンの見所は、大きく分けて南リムと北リムに分かれます。南リムは、観光客に最も開放されており、グランドキャニオンの主要な観光地の一つです。南リムからは、素晴らしい眺望が広がり、サンセットやサンライズを見るのがおすすめです。また、ハイキングやバードウォッチング、野生動物観察なども楽しめます。
北リムは、南リムに比べて観光客が少なく、自然が豊かな地域として知られています。北リムからは、壮大な景観を見ることができますが、アクセスが困難であるため、訪れるには時間がかかります。
今回のツアーは南リムからの入ったためそこから見える絶景ポイントを紹介します。
今回のツアーではホテルから30分のところにて一旦休憩とお土産を購入する場所があります。そこからグランドキャニオンまで1.5時間くらいかかります。
ピナポイント
ピナポイントは、グランドキャニオン国立公園内にある南リムエリアの絶景スポットの一つです。ピナポイントからは、グランドキャニオンの中でも最も広大な範囲を見渡すことができます。
ピナポイントは、標高2,704mの場所に位置しており、グランドキャニオンの南西部に突き出した岬のような場所にあります。この場所からは、東西南北に広がる壮大なグランドキャニオンを一望することができます。特に、夕日の時間帯には、太陽の光がグランドキャニオンに当たり、神秘的な色彩に染まります。また、天気が良い日には、北にあるキャニオンランズ国立公園まで見ることができます。
ピナポイントには、展望台が設置されており、そこからグランドキャニオンを見ることができます。展望台からは、360度のパノラマビューを楽しむことができます。
ただし、グランドキャニオン国立公園内は海抜が高い場所が多いため、高山病になる可能性があります。事前に十分な準備をして、身体を休めながらピナポイントを楽しんでください。
マーサポイント
マーサポイントからは、グランドキャニオンの大パノラマを一望することができます。特に、朝や夕方に訪れると、太陽の光がグランドキャニオンに当たり、美しい景色を生み出します。マーサポイントからは、高さが約1,500メートルの壮大な峡谷が見え、遠くには北部のキャニオンランズ国立公園まで見渡せます。
マーサポイントへのアクセスは、南リムエリアから車で約30分程度です。また、公共交通機関を利用してもアクセスすることができます。展望台には無料の駐車場があり、車でのアクセスも簡単です。
ここにはトレッキングコースもあり柵がない状態で色々な写真を撮ることができますが、写真に夢中になりすぎないように注意してください。落下事故が毎年あるようです。
マーサポイントには、グランドキャニオンの歴史や地質について学べる展示物があります。また、トレイルヘッドもあり、ハイキングを楽しむことができます。ただし、グランドキャニオン国立公園内は海抜が高い場所が多いため、高山病になる可能性があります。事前に十分な準備をして、身体を休めながらマーサポイントを楽しんでください。
マーサポイントには博物館もあります。グランドキャニオンに生息する植物や動物、また地質や気候などに関する展示物があります。グランドキャニオンができるまでの歴史や、人々がこの地域に暮らしていたことについても学ぶことができます。また、お土産も買うことが可能です。
運が良ければグランドキャニオンに生息する動物を見ることができます。
ルート66の象徴セリグマンへ
グランドキャニオンを見終わったらラスベガスに向けて帰りますが、その際にはルート66を通って帰ります。
ルート66とは
ルート66は、アメリカ合衆国を東西に縦断する、かつてのメインストリートでした。1926年に開通し、1950年代から60年代にかけて全盛期を迎えました。しかし、高速道路の整備により廃れていき、1985年に公式に廃止されました。現在でも、一部の区間ではルート66の歴史を感じさせる古い建物や看板が残っており、多くの観光客が訪れています。
アメリカ合衆国を東西に縦断するルート66は、かつてのメインストリートであり、多くの旅人たちが通った名道です。そんなルート66にある小さな町、セリグマンは、ルート66の中でも特に有名な場所の一つです。
セリグマンには、かつてのルート66沿いにあったレストランやモーテル、ガソリンスタンドなどの建物が、今でも残されています。中でも、デルガドのショップという店は、セリグマンを代表する観光名所の一つで、ルート66のモチーフを使ったグッズや土産物などが販売されています。この店には、ルート66の歴史やセリグマンの歴史に関する展示物もあり、訪れた人たちはその魅力に引き込まれます。
また、セリグマンには、ルート66を象徴する「アメリカの母路協会(The Mother Road)」の本部があります。この協会は、ルート66の歴史を守り、観光客の案内などを行っています。毎年、セリグマンでは「ルート66デイズ」というイベントが開催され、多くの観光客が訪れています。
町を歩くだけでも、かつてのルート66の賑わいを感じることができます。セリグマン周辺には、グランドキャニオン国立公園やモハーヴェ砂漠など、見所がたくさんあります。ルート66の歴史を体感したい人には、セリグマンへの訪問を強くおすすめします。
セリグマンは、ルート66の歴史を体感するには最適な場所の一つです。小さな町ながらも、その歴史と魅力に惹き込まれる人がたくさんいます。ルート66を旅する人たちにとって、セリグマンは欠かせない観光スポットとなっています。
まとめ
- 夢だったアンテロープキャニオンはやっぱり素晴らしい自然の調和が成り立つ景色だった
- 自然に特化した壮大なツアーはどこの観光スポットも満足できる
- ルート66知らなくても雰囲気で楽しい
アンテロープキャニオンを知らない人でもルート66を知らない人でも楽しい2日間を過ごすことができます。かなりおすすめです!
日本語ガイドにこだわらないのからKlookがおすすめです!
現地ツアーで絶対日本語ガイドが欲しいという方はぜひベルトラをご利用ください!
ラスベガスに滞在する場合には世界的に有名なインスタ映えスポットセブン・マジック・マウンテンも外せません。市内から30分程で行けるためよかったら是非!
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