マレーシア、ペナンにあるブルーマンションと言われる世界遺産のホテルに1泊してみました。
ブルーマンションとは
正式名称はチョン・ファッ・ツィー・マンションですが、通称ブルーマンションと呼ばれておりその名前の通り外観が青色のホテルです。
19世紀に建設されましたが、ホテル名のチョン・ファッ・ツィー氏によって建設されました。
チョン・ファッ・ツィーの孫の死後この豪邸が売り出されましたが、歴史的遺産を保護する活動のもと取り壊されることなく6年の歳月を経て修復され、当時と同じ材料を使って修復されたそうです。
その修復技術や手法、分析力が高く評価されたことでユネスコよりHeritage Awardを受賞しております。
ブルーマンション以外にも4千近くの歴史的価値がある建築物がユネスコによって守られています。
また映画の舞台としても利用されており、直近の映画ではCrazy Richで使用されていることで有名です。私は映画を見ましたが、そのことは知りませんでした。
上記のブルーマンションの歴史の説明はホテル宿泊者は無料でツアーに参加できますが、宿泊者以外も有料ですが、参加可能です。
ツアー開始時間:11時、14時、15:30 料金:大人17RM 所要時間:45分
チケット購入などは必要なくツアー開始前に受付で支払いを済ませば参加できます。
ホテル宿泊者はツアー開始時間にロビーに集合してください。
世界遺産のホテル ブルーマンションに宿泊する
私はTaipuという部屋に滞在しました。
各部屋に名前があり、それぞれ意味があるようです。鍵もレトロな鍵ですが、ちょっとだけ開け閉めにコツがいりました。外出時には受付にて鍵を預ける必要があります。
海外のホテルでは室内用スリッパがないことが多いですが、ブルーマンションはありました。また歯ブラシもあったのでよかったです。
部屋の中も大きくくつろぎやすかったです。シャワールームが狭いのとWifiがほとんど接続できなかったことがマイナスですが、自前のシムカードは問題ないためWifiに関しては大丈夫でした。
料金は朝食付きで一人502RM(約13,500円)でした。朝食はチェックイン時に決めることができます。卵焼きやホットケーキなどレパートリーが非常に多かったです。
私はBooking.comのほうがほんの少しだけ安かったのでそこを通して予約しました。
また、自分の部屋で食べるか食事スペース(セントラルコートヤード)で食べるか選択できます。コロナの心配があるのなら自室で食べることも可能ですが、私たちは折角なので食事スペースを利用しました。
世界遺産のペナンのホテル ブルーマンションの空き情報を確認する(Expedia)世界遺産のペナンのホテル ブルーマンションの空き情報を確認する(Booking.com)
夜のブルーマンションの探索とバーで安らかなひと時を
夜のブルーマンションのライトアップも素敵です。
1日観光で疲れているかもしれませんが、ぜひみてください。
ブルーマンションのバーでは夜に弦楽器を使用した演奏を実施していました。私が宿泊した土曜日だけだったかもしれませんが、夕食時には催しがあるかもしれません。
また、ブルーマンションのレストランもありますが、ここは予約必須です。アラカルトメニューはなくコースのみとなりますので、注意してください。私てっきりレストラン同様アラカルトメニューが存在すると勘違いしていました。
レストラン名はIndigo restaurantです。ちなみにブルーマンションの青色はインディゴブルーと呼ばれる青色でレストラン名はその由来から来ています。
ブルーマンションのバーで1杯飲むのもいいと思います。
共有スペースである食事テーブルでも飲めます。特に夜は風通しがいいため気持ちいいです。
ただし、バーは飲み物のみの提供でツマミなどはありませんでした。必要であれば事前に購入したほうがいいです。
少しだけ口が寂しかったですが、本格的なバーでよかったです。
客室の庭は宿泊客しか入れません。夜はまたタイムスリップしたかのような光景ですが、提灯とブルーマンションの異色の風景が結構素敵でした。
夜もホテル周辺は静かのためぐっすり眠れます。
ブルーマンションのおいしい朝食を堪能
朝食は時間を事前に指定します。
私は卵焼きとホットケーキを事前に頼んでおきました。
シューマイとフルーツはどのセットにもついてくるようです。
どれも全部美味しかったです。ただ量が非常に多かったです。
ちなみに朝食のメニューは以下の中から選択できます。
朝食後はチェックアウトの準備をして11時からのブルーマンションツアーに参加します。
宿泊客は無料で参加することが出来ますので、時間まで部屋でゆっくりします。
ブルーマンションの歴史・背景をツアーにて学ぶ
ここでツアー開始を待ちます。時間通りにツアーがスタートし、ブルーマンションの歴史についてスタッフが説明してくれます。この床に使用しているタイルも130年前のものと同じものを全て手作りで修復したようです。
ツアー内容に説明された一部の「ブルーマンションとは」は冒頭に説明しております。
読み飛ばされた場合にはぜひそちらも読んでください。
中国の好きな風水の考えでこの場所が中心となり、風や水、金が集まるとされております。
吹き抜けの構造にしているのは光を取り込むことで悪い気を入らないようにしております。雨水がたまる心配があると思いますが、排水に関しても考えられております。
写真に見える穴の上側はセントラルコートヤードに立つそれぞれの柱の中にある排水管を通って庭を水で埋める役割をしており、下側の穴が古くなった水を外に流す機能を持っています。
ブルーマンションはその世界的な施工技術や芸術から映画のワンシーンに使われております。
クレイジーリッチ以外にもあるようです。
ツアーの内容は チョン・ファッ・ツィー氏の生い立ちや8人の妻の話、当時の建物の直し方や直すための材料などを紹介してもらえました。
ちなみにこのブルーマンションは7人目の妻用でしたが、7人目の妻が最愛の妻だったようです。
ツアー最後にはブルーマンションのお土産屋さんに行くことが出来ます。ツアー終了後に知ったのですが、このお土産屋さんはツアー中しかオープンしないようなので買いたいものがある場合にはこの時点で購入するようにしましょう。
チェックアウト後に日中のブルーマンションを見てお別れ
チェックアウトは14時となっていますが、詳細はホテルでちゃんと確認してください。
私はBooking.comのGenius level2だからなのかもしれません。
ツアー中にブルーマンションの外壁装飾の説明をしていましたが、部屋の前から屋根を覗くと見えます。
浮き上がって見えるのが陶器を使用しているからです。
綺麗なインディゴブルー色のブルーマンション( チョン・ファッ・ツィー・マンション )はいかがでしたか。
チェックアウト後には最後の悪あがきでおしゃれなデザートを食べて帰りました。
世界遺産としても登録され、130年以上前の技術でその形を保つ歴史的なホテルに一度は泊まってみてはいかがでしょうか。
Youtubeもアップしましたよかったら見てください。
The best place to eat and stay in Penang (ペナンでおすすめするレストランとホテルとは)
住所:14, Leith Street,10200 Penang, Malaysia
TEL:+604 262 0006
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